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2004年にオープンした“阪東・子持冬季管理釣り場”は“日本のニュージーランド計画”をスローガンに吾妻川でスタートしました。現在は吾妻川水系発電所工事のため利根川本流を1.7kmに渡り利用しています。利根川本流での営業は今期限りの限定営業だそうだ!
この時期に天然河川である利根川本流で大型のスーパーレインボーが狙えるのだから行かない手は無い。さっそく当サイトのメンバー数人に声を掛けたところNAGAとATSUSHIが同行してくれる事となった。
11月28日朝6時半に待ち合わせNAGAのセカンドカーであるレジャー専用高級ワンボックス?で出発する。レジャー専用ワンボックスだけあってメチャメチャ広いし頑丈だ!“百人乗っても大丈夫!”って感じだろう!やはり多人数で行く釣りにはこの手のタイプの車が便利だし非常に頼もしいと思った。関越自動車道を赤城ICで降り国道17号を通り“阪東・子持冬季管理釣り場”の浅田管理棟に7時半到着した。
発券が8時という事なのでトイレタイムのATSUSHIを管理棟に残し車で釣り場へ下見に行く。「利根川本流そのまんまじゃん!」管理釣り場とは思えない自然のままの本流がそこにあった。
釣りを早くやりたい気持ちを抑えながら浅田管理棟に戻るとATSUSHIが嬉しそうに駆け寄って来た。もしや大盛り?
ATSUSHI:「昨日、70upの大型を3匹放流したんだって!餌釣りが一匹釣っちゃったからあと二匹残ってるよ!」
私:「・・・・・・。」 NAGA:「・・・・・・。」
そんな事を聞いちゃったら管釣とは言え夢がねえだろう。。。
無視する二人を横目にATSUSHI:「おおがたが〜!にひき〜!のこってるんだって〜!」としつこく言い寄る。
何度も言われる余計な言葉に思わず幻滅の悲哀。「夢が・・・希望が・・・日本のニュージーランドが・・・。」ガタガタと崩れ去るのを感じた。
浅田管理棟に管理人が現れ発券を始める。
発券をしながら管理人:「昨日は、餌釣りが70upを釣ったよ!餌はブリだったよ!」
ATSUSHI:「ブリってあの海を泳いでるブリ?」
管理人:「そうだよ!ブリの切り身だよ!」「イクラにマグロにブリ、そしてカンパチの切り身が良いね!」
ATSUSHI:「へぇ〜!そんなんで釣れるん?」
常連客:「ここは高級な寿司屋と一緒だからな〜!」
管理棟内が笑いと笑顔で溢れていった。私たちは幻滅の悲哀を感じつつも和やかに盛り上がった管理棟を出て釣り場に向かう。
最初に攻めるポイントは浅田管理棟から程近い当釣り場の中央付近に位置するキープエリア内の大きな淵のある場所。三人並んでキャストを始める。朝の低水温と多くのアングラーが狙うであろうこのポイントは相当の低活性である。

本日同行してくれた二人。カメラ目線のNAGAとトンガリ帽子のATSUSHI
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まずはATSUSHIが動いた。この場を見切り上流へと移動する。当サイトのレポートを見て頂いている方なら分かると思うが、彼はランガンな釣りを得意としている。まず釣れないと思えばポイントを常に変える。要は活性の高いトラウトだけを捕っていくタイプなのである。この日も私の前をトンガリ帽子が行ったり来たり、出たり消えたり。そう!まるで“忍者ハットリくん”のようだった。
対照的にNAGAは、ここぞ!と思うポイントがあればピクリとも動かない。以前、彼と某支流に釣行した時の話だが水深20cm程の障害物が何も無い平瀬で1時間以上粘られた。彼との初釣行だった私は、この先何時間粘られるのか不安を抱きながら彼の後で指を加えてポッカンとしていた。最近の渓流事情としてはランガンな釣り方が決して正しいとは言えない。常にハイプレッシャーにさらされた渓魚達である。粘れるアングラーこそが良い魚を捕れるのではないだろうか!
こんな対象的な二人だが、狙う魚は一緒である。“数”ではなく“大きさ”ではなく、その場の中で一番ネイティブで綺麗な渓魚なのだそうだ。
しばらく粘って見たものの反応はない。私はNAGAを誘い下流部に移動する。朝の早い時間に狙うようなポイントではないが、大きな岩が点在する瀬を狙ってみる。
岩の巻き返しを丹念に攻めていたNAGAにヒット!しかし釣れた魚の様子が違う。25cm程の大きさでギラギラと反転を繰り返す。「ヤマメだ!」しかし現在はヤマメ・サクラマスの禁漁期間中であるため彼は迷う事なくノータッチリリースをした。
この釣り場の最終地点でもある宮田橋まであらゆる手を駆使して攻めて見たが反応なし。というよりも放流されたレインボーの姿さえも見ていない。魚が居ないのか?居るのに反応しないのか?二人で首を傾げるばかりである。

瀬を狙うNAGA
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淵を狙う私SAM
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上流に消えた“忍者ハットリくん” いや!ATSUSHIを追って上流部に向かう。
川沿いの道を歩いていると立て看板があり魚の放流ポイントが記されていた。それによると私たちが釣っていた下流の辺りは放流していないようだ。この時期に利根川本流の天然河川に養殖のレインボーが放流される訳だから決して活性は高くないはずである。この場に放流され始めてからもさほど時間は経っていないだろうし水に慣れたとも思えない。だから放流された周辺から離れていない事がある程度予想が出来た。取りあえずはキャッチ&リリース区間でルアーへの反応を試したいところでもある。
キープ区間とキャッチ&リリース区間の境目でATSUSHIを発見!声を掛ける。
私:「どうよ?」
ATSUSHI:「キャッチ&リリース区間で40cm前後を3尾釣りましたよ!」
「スプーンよりも赤金のミノーに分がありますね!」
「型が良いので結構良い引きしますよ!」
「ちょうどそこまでやったので・・・どうぞ!その辺やって見てください!」
彼の指差すポイントにNAGAが挑戦する。私も彼の後に続くのだが・・・。

キープ区間とキャッチ&リリース区間の境目付近を狙うATSUSHI
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すでにキャッチ&リリース区間で40cm前後を3尾釣り上げていた。(ATSUSHI)
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しばらく釣り上がるが反応がない。先を釣るNAGAも同様のようである。後続を気遣ってか珍しくランガンに遡行しているようで姿が見えなくなり始めた。
ここで私は5gのスプーンから6cmのサスペンドミノーに付け替える。カラーは得意のレッドベリーである。沈み石の沢山あるザラ瀬が続くこのキャッチ&リリース区間。岩裏のタルミを意識して出来るだけタイトにリーリングして見る。
足元まで50cmクラスの大型レインボーのチョイスがあったがヒットしない。私には流れに負けて食い付けなかったように見えた。それも一度追ってしまうとキャッチ&リリース区間というハイプレッシャー化している場のために次は姿を現すことがない。放流ニジマスと馬鹿にしていたらヒットしてくれないのである。元々は狭い養殖場で育った魚を利根川と言う天然リバーに放流された魚達である自分から流れの中でベイトを追って捕食することが苦手な魚のようだ。
「さ〜て!どうやって攻略してやろうか?」50cmクラスの大型レインボーを見てしまった私に火が付いた。タックルボックス内を見渡すと“蝦夷50S”が目に入った。この場はシンキングミノーをダウンで流し岩裏で定位させるのがベストと考えた。
先程のポイントよりも上流部に立ち位置を変え大型レインボーの潜む沈み岩のチョイ上流に“蝦夷50S”をキャストする。沈み岩後ろのタルミに流れ入ったところでリーリングを止め軽いトゥイッチを入れミノーを定位させる。
「ググン!」と押さえ込むような当たりが手元に伝わる。ロッドを大きく立て合わせをくれる。まるで根掛かりのようにSSS−64が気持ち良く弧を描く。しかし沈み岩後ろのタルミに入ったままビクリともしない。強引にタルミから引き離そうとロッドを煽ると流芯の流れに乗り下流に走り出した。
本日リールに巻いているラインは3Lbである。実は今回2Lbラインでどこまでやれるか挑戦するつもりでいたのだが朝一に70UPのレインボーの話を聞いて思わずビビって3Lbにしていた。同行者二人にも4Lbなんて言ってたけど実は3Lbです。前日に細ラインで攻めると言ったらセコイと言われたので嘘をついてました。ごめん!m(__)m
下流に引っ張られて行く私に気付きATSUSHIが駆け付けてくれた。ラインを沈み石に当てぬようにロッドを裁く。どうにかランディングに持って行ける位置に魚体が近づいて来た。ATSUSHIが腰まで水に浸かり見事ランディングに成功!
鮎ダモからはみ出し今にも飛び出しそうな大型レインボーを大事そうに岸際に持ってくる。メジャーを当てると54cmの見事な魚体のレインボーであった。撮影後、ATSUSHIによって優しくリリースされ流れの中に消えて行った。
やっと!“日本のニュージーランド”らしくなってきたかな?

グッドサイズなレインボー54cm
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このサイズが“阪東・子持冬季管理釣り場”の売りでもある。
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この時間になると普段の日だと言うのにキャッチ&リリース区間もルアー・フライのアングラーで混雑して来た。ポイント移動をすることにする。しかしキープ区間も餌釣り師で埋め付くされている。「一旦車に戻りゆっくり昼食を摂りながら作戦会議をしよう!」
車に戻る途中にATSUSHIがポツリと言う「なんかさ〜!いつものパターンなんだよな〜!結局は何だかんだ言ってもSAMさんに釣られちゃうんだよな〜!」
私:「そんな事はないよ!運が良いだけだよ!」と言うしかない。
車に戻ったとは言うものの釣りバカ三人、ゆっくり昼食なんか摂っている訳がない!早々に狙いを定めた対岸のポイントに車で移動。ちょうど先程の対岸にあたるポイントである。
着くなり「さっきメシ食っちゃたから先にやってます!」とNAGAがポイントに向かう。「メシ食ってからゆっくりやりましょうよ!」とのんびり後部座席で寛いでいたATSUSHIだが振り返って見るといつの間にかいない。トランクを開け先日買ったばかりの真新しいネオプレ−ンのウェーダーに足を通している。
私:「ゆっくりするんじゃなかったんかい?」
ATSUSHI:「ゆっくりなんか!してられないですよ!」
どうも車窓から見え隠れする数人のアングラー達の姿を見ていて我慢が出来なくなってしまったようだ!私も昼食を早々に済ませ後を追った。
この釣り場の最上流部でミノーを打つが反応がない。私としても放流されて間もない魚よりも少しでも時間の経過したネイティブな魚を捕りたいのだが・・・今期オープンして間もない当釣り場では時期が早過ぎるようである。
NAGAが粘っているキャッチ&リリース区間の最下流部に向かう。
私:「どうよ!反応ある?」
NAGA:「全然ダメですね!」
NAGAを引き連れキープ区間に移動しこの区間の瀬に狙いを定める。午前中にヒットのあった“蝦夷50S”に付け替えダウンで沈み岩をタイトに狙う。するといきなりヒット!流れが強いためか結構スリリングなやり取り出来る。ポンドタイプエリアとは一味違った釣りが楽しめるのもリバータイプエリアの良いところでもある。
ネットに収まったのは45cmの丸々太ったレギュラーサイズのレインボーであった。
すっかりパターンにはまってしまい連続ヒット!今度は大型のレインボーのようだ!流芯でヘッドシェイキングを繰り返す。流れに乗ってしまい下流へと付いて行くが止まらない。今回使用しているSSS−64のおかげであろう3Lbラインでも安心して大型レインボーとやり取りが出来る。どうにかランディングに成功!サクラマス用のランディングネットが小さく見えてしまう程の丸々太った素晴らしい魚体であった。

連続ヒット!SSS−64のしなやかさが大型レインボーの強烈な引きを吸収してくれる。
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ネットに収まったのは59cmの大型のレインボー
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丸々太った魚体と真っ赤な側線が印象的だ!
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上流部でキャストを繰り返していたATSUSHIが合流し魚体を見るなり絶句!断然やる気を出す。三人で同ポイントでキャストを始めるが反応なし。連続ヒットの後だけにしばらく静かな時間が続く。
黙々とキャストを続けていたNAGAにヒット!ロッドが大きく弓なりに曲がる。
NAGA:「来ましたよ〜!」と歓喜の声
ATSUSHI:「NAGAさんヒット!やった〜!」
私:「よ〜し!来たか粘った甲斐があったね!」
「あ〜!」と言う声が聞こえ振り向くとラインテンションがなくなっている。残念ながらバレてしまったようだ。散々に粘った後のバラシだけに当然ショックは隠しきれない。
彼はポケットから煙草を取り出し口に銜えしばらくのあいだ呆然と遠くを見つめていた。

逃げた魚は大きかった!哀愁漂うNAGA
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次はATSUSHIにヒット!ヒットしたにしてはロッドの曲がりが少ない。
ATSUSHI:「ヤマメが釣れちゃったみたい!」と嬉しそう。
以前、彼はこんな事を言っていた。「禁漁河川でヤマメが間違って釣れちゃったのを喜んでいる奴は許せない!それを自慢する奴なんてとんでもない!」「邪道だよ!邪道!」
確かに彼の言ってることは間違っていないと思うのだが・・・。
私は見逃さなかったこの笑顔!透かさずデジカメ取り出しバッチリ“撮ったど〜!”
それではこの笑顔は・・・一体何を意味しているんだろう?本人に聞きたいところでもある。

私の撮った証拠写真“ヤマメヒットにこの笑顔!”
笑顔が分かるよう拡大しています。
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スモルトタイプのヤマメ。当然この後優しくリリースした。
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その後もパターンにはまってしまった私は40cmクラスのレギュラーサイズのレインボーを続けざまにゲット!納竿間際には本日最大と思われる大型レインボーをヒットさせたがフッキングが甘かったのか首振り一発でミノーを弾かれてしまった。
今回の釣行でポンドタイプのエリアとはまた違った天然リバーの難しさ、そしてウルトラライトタックルで挑む大型レインボーとのやり取りの楽しさを十分に感じることが出来ました。
この手のエリアがたくさん増えてくれる事を願うのと多くのアングラー達に“阪東・子持冬季管理釣り場”へと足を運んでもらい楽しんで頂けたらと思います。

こんな大型のレインボーとのファイトが楽しめる“阪東・子持冬季管理釣り場”は素晴らしい!
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このような管理釣り場には、いろいろな楽しみ方があると思います。数釣りを楽しむのも良し、大物を狙った釣りをするのも良し。この渓流オフシーズンはひと味違った奥深い釣りを自分流に楽しむのも管理釣り場の過ごし方ではないだろうか!
大型レインボーを釣らせるポンドタイプのエリアは数あれど天然河川(利根川)で楽しめるのも今期限定だそうなので興味のある方は是非挑戦して頂きたい!
70cm以上の大型も多数放流されているので大物狙いであれば太目のラインで挑戦して下さい。
“日本のニュージーランド計画”夢ではないかもしれませんね!管理人さん!
《阪東・子持冬季管理釣り場》
釣期間 ・・・・平成19年10月13日(土)〜平成20年2月末日
時 間 ・・・午前8時〜午後5時まで(時間外の釣り禁止)
入漁料 ・・・一般 2,500円(現場売り 3,500円)
中学生以下 750円 (現場売り 1,000円 )
阪東漁業年券保有者(日釣券購入時年券提示必要)2,000円(現場売り 3,000円 )
問合せ・・・・浅田管理棟(渋川市中郷119−1)
午前8時00分〜午後5時00分まで
090−1699−6032
詳しくは・・・http://www15.wind.ne.jp/~toukituriba/index.html
《今回 私の使用したタックル》
ROD: ufmウエダ SSS-64
REEL: DAIWA TOURNAMENT-X 1500
LINE: VARIVAS Advance 3Lb
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