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増水後の尺ヤマメ アングラー:SAM
栃木県内はゲリラ雨による集中豪雨で大雨洪水警報が発令され鬼怒川においても1m50cmを超える大増水。8月6日の釣行予定を翌日へと変更をした。
8月7日午前1時、ネットで鬼怒川の水位をチェックすると60cm程の増水までに落ち着いていた。水量は下げに入っているので問題は濁り。水色だけは現地に行って見ないと判らない。「釣りをするか否かは現地で考えよう!様子を見るつもりで行って見るか!」
午前2時、鬼怒川に向けて自宅を出発する。
東北自動車道を走行中、群馬県の利根川と渡良瀬川を通過する。暗闇でハッキリとは見えないが橋上の水銀灯に照らされたカフェオレ色の濁流が私の目に映った。嫌な予感・・・最悪はサオを出さずに撤収をする覚悟を心に決めた。
走行中の車内で色々考えてみた。鬼怒川本流の下流部は各支流が入り込むため濁りも強くなるであろう。ならば上流部に当たる"おじか・きぬ漁協"管内の鬼怒川本流が無難と判断し上流へと向う事にした。
午前4時、夜明け前に現場に到着する。
車を駐車しエンジンを止めると静寂した暗闇から川の流れの音だけが聞こえて来る。
「ゴゴゴーーーッ!」と鳥肌が立つ程の不気味な轟音である。

鬼怒川本流(おじか・きぬ漁協管内)
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かなり増水をしているようだが川面が見えないので詳細が判らない。夜が明けるまで車内で待機することにする。
白々と夜が明け始め東側の山々が朝焼けに映し出される。車から降り川を覗き込むと増水はしているが水色は良さそうである。どうにか釣りにはなりそうだ!早速、準備を済ませ河原へと下りて行く。
河原の石は濡れており増水で動かされたのか非常に不安定な状態である。足元に注意しながらゆっくりと川に近づく。水量は予想通り50cm程の増水で底石が微かに見える程度である。
早速、リッジ7Fを対岸にキャストする。 |
増水が引きに入っているためか思ったよりも流れが速くあっという間に下流へと流された。出来るだけロッドを高く維持してラインにテンションが掛からぬようにミノーを流すが魚の気配が感じられない。
入川場所から上流へと遡行しながら釣り上がる。しかし魚の反応は全くない。
ロッドを振り始めてから1時間、流芯に大岩が沈むポイントへとやって来た。ここで出なければ今日は諦めようと思っていた。
ルアーを鮭鱒トリコロールに切替えアップクロスにキャストする。流芯の大岩をかすめながら流れを泳ぎ切り反転流に差し掛かる辺りで流芯の沈み石から黒い陰が飛び出す。やはり流芯の大岩に付いていたようだ。私はロッドにシェイキングを加え反転流に入ったミノーに細かいヒラを打たせた。堪らずリアクションバイト!
"ガッツン!"と引っ手繰るようにミノーを銜え流芯へと逃げ込む。
通常の倍ほどの流速があるため取り込むまで苦労したが何とかランディングに成功する。
ネットに収まったのは32cmのパーマークの薄っすら入った尺ヤマメであった。本流でここまで美しいヤマメに出会ったのも久し振りである。"おじか・きぬ漁協"管内の鬼怒川本流ならではの美しい魚体だ!

幅広な鬼怒川らしい尺ヤマメ
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婚姻色である朱色が美しい
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簡易生簀を作りいつもより長い時間を撮影会に費やす。20枚ほど撮っただろうか?
魚体を生簀の中でゆっくり休ませ回復したところで元居た流れへとリリースした。
埼玉から2時間掛けて来た甲斐があった。これだけの美しい魚体の尺ヤマメに出会えたのだから・・・
また来よう!素晴らしい出会いを求めて
【管轄漁協】
おじか・きぬ漁協
《今回使用したタックル》
ROD: ufmウエダ STS-74Si
REEL: DAIWA IGNIS 2506C
LINE: VARIVAS Advance 6Lb
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