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今年の鬼怒川水系は過去に無いぐらいの超渇水でトラウトアングラー達にとっても厳しい季節が訪れた。雨などで増水するなど流れに動きがないと大物と出会えるチャンスは非常に少ない時期で釣行するタイミングが難しいのも初夏の大河の特徴である。
7月2日、前々日に降った雨で水位が上がった事を期待し鬼怒川へと向かった。

渇水状態の流れではあるが中型のヤマメは活性が高い
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暫く振りに訪れた鬼怒川の河原に立ち流れを見ると残念ながら平水を下回る水位で流れも淀んでいた。魚の気配さえ感じられない状況である。
大物は無理でも責めてヤマメの「姿だけでも!」という気持ちでキャストを始めた。深みのある流れにD-コンタクト63をアップストリームでキャストし、トゥイッチングによるヒラ打ちを加える。クロスからダウンに掛かる辺りで幸先良くヒット。23cmのヤマメであった。
その後、数回のアタリがあったがヒットに結び付かずポイントを転々と移動する。大きな沈み石の点在する平瀬へとやって来た。 |
ここではリッジ7Fをラインに結びダウンクロスでキャストをする。沈み石辺りで軽くトゥイッチングを加えるとガッツン!と引っ手繰るような強いアタリが・・・上がって来たのは27cmの幅広の鬼怒川らしいヤマメだ。渇水状態の鬼怒川ではあるが25cm前後のヤマメの活性は高く2時間弱で6尾のヤマメがロッドを撓らせ楽しませてくれた。

D-コンタクト63にヒットした鬼怒川本流の銀化ヤマメ
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中型でも連続ヒットはとても嬉しい
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そろそろ本流域では鮎師が訪れる時間である。本流で十分に楽しませて貰った私は鬼怒川支流の男鹿川に向かう事にする。
本流域とは違って木々の覆い被さった支流域は気温も低く、涼しい風が心地良い。何よりも美しい渓相が我々トラウトアングラーを魅了する。エメラルドグリーンの透き通る渓水を見ているだけで社会の雑踏から解放され何もかも忘れられる。そんな気持ちになれる場所でもある。

エメラルドグリーンの淵が連続する美しい渓相の男鹿川
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入渓ポイントから程近い舐め床のプールにリッジ56Sを落ち込みの流れを利用し底まで沈ませトゥイッチを掛けながら流下させる。すると40cm近くはあるだろうか黒い影がミノーを追う。しかし開きに入った途端Uターン。白く泡立つ落ち込みへと戻って行った。色形から見てイワナの様ではあるが定かではない。その後、数回に渡りミノーを通して見たが二度と姿を現すことはなかった。
これだけ入渓し易いポイントで大きく育った魚体である。余程の条件が揃わなければルアーにヒットすることはないだろう。私はこの場を基点に上流部へと足を進めた。
渓魚の潜みそうなポイントにアップストリームで狙う。この辺りは魚影が濃いようで20cm前後のヤマメやイワナがミノーに良く反応をする。しかしクリアーで水量が少ないせいかハイプレッシャーであり追うだけで中々ヒットして来ない。連続トゥイッチで焦らし捲くってやっとヒットさせても食いが浅くバラシの連発。そんな事をしている内に私もすっかり夢中になり、かなりの距離を遡行してしまった。 |

透き通る水質でプレッシャーが高い
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ここで今来た道のりを入渓ポイントまでダウンストリームで攻める事にする。ラインの先には鮭鱒トリコロール55Sを結ぶ。中々ヒットして来ないハイプレッシャー化した渓魚達をヒラ打ちアクションで焦らし捲くるつもりだ。結果は思った通りだった。
岸際にある葦の根元にゆっくり流し込みリーリングをストップさせて罠を仕掛けた。軽くトゥイッチをしてはその場に留めることを数回。溜まらず渓魚はミノーに飛び付いて来た。ランディングネットで労わりながら魚体を掬い上げる。25cm程の惚れ惚れする程の素晴らしい魚体のヤマメであった。

鮭鱒トリコロール55Sにヒットした男鹿ヤマメ
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男鹿ヤマメの美しさに見惚れてしまった
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この1尾を獲るために今日は何時間を費やしたことか?苦労して捕った魚体だけに嬉しさが込み上げる。美しい渓谷の魚達はそれと比例して大変に美しく私は暫く座り込み魚体を眺めていた。そして撮影後、優しく流れへと返して上げた。
その後、サイズは小さいが数尾の美しいヤマメをキャッチし男鹿川を後にした。
そして私は家族の待つ忙しい社会の雑踏へと引き戻された・・・
《釣りの問合せ》
鬼怒川漁業協同組合
おじか・きぬ漁業協同組合
《鬼怒川本流で使用したタックル》
ROD: ufmウエダ STS-74Si
REEL: DAIWA IGNIS 2506C
LINE: VARIVAS Advance 6Lb
《男鹿川で使用したタックル》
ROD: ufmウエダ SSS-64
REEL: DAIWA TOURNAMENT-X 1500
LINE: VARIVAS Advance 4LB
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