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| 今回は、尺越えを狙うユッケの鬼怒川釣行に同行した。彼もまた私と同じサラリーマンアングラーであるが幼少の頃から釣りを始め、あらゆるジャンルの釣りを行い“釣る”というテクニックを磨いてきた。過去に50cm近いランカーバスや北海道でのカラフトマスなどを経験済みで18歳とは思えない実績の持ち主でもある。だだし渓流魚に関しては実績が乏しく今年新社会人を向かえたのをキッカケに途轍もないトラウトアングラーに成長するのは間違いないだろう。そんな彼なのだが今回の釣行でいきなり尺上のヤマメを引きずり出し、そして超大物を・・・ |
7月3日朝4時半鬼怒川本流の超有名なポイントに到着。早速に釣り支度を済ませポイントに向かう。以前はポイント近くまで車で行けたのだが支流に架かるコンクリートの橋が流されてしまったため徒歩で向かう。車が通らなくなった道には雑草が生い茂りクモの巣や毛虫そして出会いたくはないヘビ達がウヨウヨと・・・出来るだけ見ないようにしながら足早にポイントに急いだ。

出来る事ならあまり出会いたくはないマムちゃん
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私達に睨みを利かす鬼怒川の主アオダイショウ
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前日より決めていたポイントに到着する。常にアングラーが叩いている有名なポイントではあるのだが、周りを見渡す限り先行者なしの一番乗りである。川の状況も数日前からの雨の影響か幾らかの増水と濁りが入りベストコンディションで大物の気配が漂っていた。気配を感じることは釣りにとっては大変に大事なことで感じることが出来るか否かでも釣果に差が出てしまう。こういった場面でこそ神経を研ぎ澄ませ集中力を高めることが、どんなテクニックよりも大物と出会うためには必要不可欠なのである。

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数日前からの雨の影響で幾らかの増水と濁りが・・・
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早速、流芯先にミノーをキャストする。しばらくキャストを繰り返すのだが反応がないと言うよりも流れの押しが強くミノーを上手くコントロール出来ないようである。彼はタックルボックス内を見渡し10gのスプーンをチョイスした。スプーンをアップにキャストしナチュラルドリフトで流芯を流す。流し切ったところでロッドを押し込み流芯脇でスプーンが定位するように演出する。ロッドを数回上下させリーリングを開始した瞬間・・・ゴッツン!と鋭い当たりがロッドに伝わってきた。「ヒット!ヒット!」と彼が叫ぶ。一部始終をすぐ横で見ていた私だがルアーコントロールといい掛けてからのロッド捌きは完璧で何も言う事はない脱帽である。その後上がって来たのは鬼怒川らしいパーマークを薄っすら残した幅広なヤマメであった。

パーマークを薄っすら残した魚体
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鬼怒川本流らしい30cmジャストの幅広ヤマメ
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初めての尺上ヤマメに笑顔がこぼれる。
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「30cmあるかな〜!」と彼は不安げに私に話しかける。早速メジャーをベストから取り出し計測をする「ジャスト30cmだよ!尺越えおめでとう!」その言葉に彼は、嬉しそうに笑顔を見せた。記念撮影後に「次は40cmになって戻って来いよ!」と優しくリリースした。その後、25cmのヤマメを追加し場所移動をする事にした。先程の上流にあるポイントに到着したのだが先行者のルアーマンがミノーを叩いていた。声を掛けてみると撃沈と言う声が・・・私達もしばらく粘って見るものの反応はなし、一旦車に戻り昼食休憩を摂る事にした。
このあと彼の釣り人生を大きく変えてしまうようなサプライズがあることをこの時点では誰が想像しただろうか・・・
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| 昼食後しばらく車中で昼寝をする。周囲の騒がしさに目を覚ますと車のフロントガラスが濡れていた。寝ている間にかなりの雨が降ったようである!昨夜の天気予報では昼過ぎから降水確率60%の予報であり覚悟はしていた。しばらく雨の止むのを待っていたが止みそうにない。午後三時、車で次のポイントに移動する。本日最後のポイントに到着し雨の止むのを待つが止みそうにない。待っていても時間が持ったいないので釣りを決行することにした。河原に降りて川を見渡すと朝一のポイント同様大物の気配がムンムンしている。早速二人は上流と下流に分かれキャストを始めた。このあとドラマが待っていた・・・ |

本日最後のポイント・・・ここでドラマが待っていた!
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キャストを始めてしばらくすると彼が下流に走るのが見えた。ロッドが満月のように曲がりかなり慌てているようだ。思わず冗談交じりに「根掛りか〜!」と声を掛けるが返事が返って来ない。慌てて彼の元に駆け寄ると私に気付いた彼は「デカイ!デカイ!」と連呼している。魚体を確認しようと岩の上から望み込むとギラギラと体を反転させる魚体が見えた。しかもかなりデカイ!50cm近くはあるようだ。「落ち着け!慌てるな!ゆっくりと行こうか〜!」と彼に声を掛けたのだが、それどころではなくかなり慌てている。ルアーを外そうと水面を割って魚体が飛び出した!がっちりフッキングしているようでバレそうにない。「大丈夫だ!がっちりフッキングしてるから〜ゆっくり寄せろ!」に彼も安心したようで笑顔に戻った。その油断が命取りになってしまった!岸拠りに寄って来た魚体は一気に下流に走り潜った瞬間ラインテンションがなくなった!ラインブレイクであった。多分、掛け上がりの岩にラインが当たったのだろう。彼は、その場に座り込み「くっそ〜!」と大声で叫んだ。私自信も数回経験したのだが40cmを超えるヤマメは掛けてから取り込むまでが非常に難しい。私だけでなく鬼怒川に通う多くのアングラー達も苦い思い出があるのではないだろうか?そういった経験(失敗)の積み重ねが釣り技術の向上につながっていくものと私は信じたい。その後、降り出したドシャ降りの雨のなか彼はキャストし続けた・・・
《釣りの問合せ》
栃木県鬼怒川漁業協同組合
TEL 028-662-6211
E-Mail:info@kinugawa-gyokyou.com
《使用タックル》
ROD: UFMウエダ GS-662
REEL: DAIWA TOURNAMENT-X 1500
LINE: VARIVAS Advance 6LB
LURE: チヌーク 10g シュガーミノー
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